2023/06/26
NPIメールマガジン 7月10日開催、NPI公開ウェビナー 「ウクライナ戦争の波及効果~中央アジアと中国の接近~」のご案内
G7広島サミット開催直前の5月18日から2日間にわたり、中国で開催されたのが中国・中央アジア5カ国首脳会合でした。シルクロードの要衝として発展した長安(現在の西安)を題材とする式典が催され、海外メディアも見栄えのする映像を報じました。こうした演出をした中国の狙いは、国内外に中国・中央アジアサミットを印象付けることにあったと思われます。その一方で着目すべきは、実態として中国と中央アジア諸国の双方が何を意図して接近を図っているのか、そしてその結果として、この地域にどのような情勢変化がもたらせるかにあります。本ウェビナーでは、こうした中央アジア地域情勢を政治と経済の両側面から具体的に検証します。下記要領にてお申し込みのうえ、奮ってご参加ください。
記
1.日時
2023年7月10日(月) 14:00~15:30
2.登壇者(敬称略)
[パネリスト]
宇山 智彦 (北海道大学 教授)
畔蒜 泰助 (笹川平和財団 主任研究員)
山口 信治 (防衛研究所 主任研究官)
[モデレーター]
川島 真 (中曽根平和研究所 研究本部長)
3.開催方式
Zoomウェビナー(参加無料)
4.参加申込方法
下記リンクから7月7日(金)18:00までに直接お申し込みください。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_50XPfCtOSnedH2afrdQn3A
登壇者紹介
■宇山 智彦
東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退、在カザフスタン日本大使館専門調査員などを経て、2006年から北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授。日本中央アジア学会会長。専門は中央アジア近代史・現代政治、ユーラシア国際政治、比較帝国論。編著書に『現代中央アジア:政治・経済・社会』(日本評論社、2018)、『ユーラシア近代帝国と現代世界』(ミネルヴァ書房、2016)、共著書に『ウクライナ戦争と世界のゆくえ』(東京大学出版会、2022)などがある。
■畔蒜 泰助
笹川平和財団主任研究員
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、モスクワ国立国際関係大学修士課程修了。東京財団研究員、国際協力銀行モスクワ事務所上席駐在員を経て現職。専門はユーラシア地政学、ロシア外交安全保障政策、日露関係。著書に『「今のロシア」がわかる本』(三笠書房・知的生き方文庫)、『原発とレアアース』(共著、日経プレミアムシリーズ)。監訳本に『プーチンの世界』(新潮社)がある。
■山口 信治
防衛研究所主任研究官
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。
防衛研究所研究員を経て2015年より現職。専門は中国政治・安全保障、中国現代史、中国の党軍関係。
単著に『毛沢東の強国化戦略』(慶應義塾大学出版会、2021年)、共著に『ようこそ中華世界へ』(昭和堂、2022年)、『防衛外交とは何か―平時における軍事力の役割』(勁草書房、2021年)、The PLA beyond Borders: Chinese Military Operations in Regional and Global Context, (National Defense University Press, 2021)、『よくわかる現代中国政治』(ミネルヴァ書房、2020年)、『現代中国の政治制度-時間の政治と共産党支配』(慶應義塾大学出版会、2018年)、『中国対外行動の源泉』(慶應義塾大学出版会、2017年)などがある。
■川島 真
東京大学大学院総合文化研究科教授
専門はアジア政治外交史。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。北海道大学法学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科准教授を経て現職。著書に『中国近代外交の形成』(名古屋大学出版会、2004年。サントリー学芸賞受賞)、『中国のフロンティア―揺れ動く境界から考える』(岩波新書、2017年)、『20世紀の東アジア史』『日中戦争研究の現在――歴史と歴史認識問題』『サンフランシスコ講和と東アジア』(いずれも東京大学出版会、共編著)等多数。
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