会長・理事長挨拶

会長
麻生 太郎
令和3年10月22日に会長に就任しました。中曽根康弘元総理は私が最も尊敬する先達の一人であり、会長職を引き継がせて頂くことはとても光栄なことと感じています。
日本および国際社会は今転機にあります。コロナ後の社会はどう構築すべきか、脱炭素社会の実現等の地球環境問題や格差是正といった事柄が、国内的にも国際政治においても大きな課題となっています。このほかにも米中関係や経済安全保障、サイバー、先端技術など日本として取り組むべき課題は増えるばかりです。まさに日本は正念場を迎えており、私共としてもしっかり政策提言を出していく大きな責任があると考えます。
多くの皆様のお知恵を拝借しつつ、精一杯頑張らせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

理事長
藤崎 一郎
シンクタンクというものは専門的な知識をもつ人がルーティーンから一定期間離れて、違う分野や違う国の人と交わって議論し、新たな視点、自由な立場から政策提言を行うことに存在意義があります。中曽根元総理が設立した当研究所は、政府の主要官庁、トップ企業から派遣された有望な中堅が相互に研鑽するとともに学界の指導的立場の研究者と議論し、提言などの成果をまとめた後、また政府・企業に戻る日本唯一のいわゆる回転ドア式の研究機関です。現在も外交、安全保障、経済、先端技術などの幅広い分野でグループをつくり、コロナ後の世界、米中ライバル時代の国際社会について日々議論を重ねています。引き続き学界、経済界、言論界と協力していきたくよろしくお願いいたします。