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外交・安全保障

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2025/07/06
日米同盟研究会コメンタリーNo.73「インド洋における米印協力の可能性」(加藤智裕・ケンブリッジ大学客員研究員)を掲載しました。

 前回のコメンタリーでは、5月の印パ軍事衝突後も米印・米パ関係に大きな変化はないと述べたが、その後、米印関係に陰りが見え、米パ関係には改善の兆しが現れた。当初、G7首脳会合で予定されていたトランプ大統領とモディ首相の会談は、トランプの早退で流れてしまった。帰国したトランプはモディに会談を打診したが、モディは応じなかった。一方、6月18日、パキスタンのムニール元帥はホワイトハウスでトランプと昼食を共にした。モディが訪米していれば、トランプは印パのリーダーを引き合わせ、カシミール問題解決に向けた仲介を狙ったかもしれないが、第三国の仲介を嫌うモディからすれば、ムニール元帥と同時期にワシントンを訪問するという選択肢は取りえなかった。

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