佐藤主任研究員が、10月10、11日、ポルトガルのリスボンで開催された国際会議である「リスボン会議」（リスボンクラブ主催、日本大使館が後援）に招待され、５つのパネルシンポジウムのうち、「パネル２：重要資源とエネルギートランジションの地政学」にパネリストとして参加しました。

　脱炭素へ向けたエネルギー転換がグローバルに進む中、欧州では、電気自動車のバッテリー製造等に必要な重要鉱物資源の安定確保が政策的な課題となっています。

　パネルでは、欧州のパネリストなどから、欧州のエネルギー転換の状況やウクライナ戦争等の地政学的な課題、重要鉱物資源の中国依存の問題等に関する課題が提起されました。

　佐藤主任研究員からは、アジア大洋州地域における重要原材料サプライチェーンの課題について、日本や豪州、中国、韓国の状況の説明を行い、併せて今後の安定供給の重要性、価格安定に関する問題提起を行いました。

　パネルは2時間にわたり、後半では聴衆からは多数の質問もなされました。