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2013/09/07
第4回「東京-ソウル・フォーラム」を開催しました。

世界平和研究所と韓国のソウル国際問題フォーラムは2013年9月6日~7日にかけて、第4回東京-ソウル・フォーラムをソウル市内で開催した。本フォーラムは、日韓双方の外交・安全保障・国際経済の各分野におけるオピニオン・リーダーが意思疎通する戦略対話の場であり、将来の東アジアの安定に向けて日韓両国がどのような役割を果たしていくべきか討議した。当研究所は2010年より同フォーラムを韓国「ソウル国際問題フォーラム」と共催で、東京とソウルで毎年交互に実施しており、今回で4回目を迎えた。

今回のフォーラムは、「日韓関係の将来」という総合テーマのもと3つのセッションに加え、アジア・ビジネス・ラウンドテーブルを実施し、日本側13名、韓国側35名の合計48名が参加した。開会式では、世界平和研究所の佐藤謙理事長、ソウル国際問題フォーラムの鄭求鉉(チョン・グヒョン)理事長が開会の辞を述べた。続いて、ソウル国際問題フォーラムの李洪九(イ・ホング)会長が歓迎の辞を述べ、それを受け日本側団長である世界平和研究所の渡邉秀央理事が挨拶をした。東アジア地域の国際情勢の安定のため、また経済的な繁栄を継続するために、日韓関係をどう発展させていくのか、いかに協力を強化していくのか、本フォーラムにおける議論への期待が示された。

第1セッション(東アジアの安保)では、「米中関係と北朝鮮を見る日韓の視座」をテーマにProfessor Kim Sung-han (Korea University)と北岡伸一研究本部長(世界平和研究所・国際大学学長)が発表を行い参加者全員による討議が行われた。第2セッション(経済)では、「経済政策と東アジア経済の展望」をテーマにPresident Kim Joon-Kyung (Korea Development Institute)と奥田聡教授(亜細亜大学)が発表し参加者全員が討論した。

続いて、マクロ経済の議論を踏まえ、アジア・ビジネス・ラウンドテーブルで「未来志向の日韓ビジネス協力」について議論を交わした。同ラウンドテーブルには、グローバルに活躍する日本企業から、十倉雅和社長(住友化学)、榊原定征会長(東レ)、ならびに三村明夫相談役(新日鐵住金)が各社の韓国での事業展開等について発表し、韓国側参加者と議論を深めた。なお、韓国側からは、Chairman & CEO Ryu Jin (Poongsan Group)とChairman & CEO Kim Yoon (Samyang Holdings Corporation)が発表した。

最後の第3セッション(日韓関係)では、「日韓関係正常化への道」をテーマにProfessor Park Cheol Hee (Seoul National University)と西野純也准教授(慶應義塾大学)が発表し、参加者全員が討論に参加した。なお、初日に開催された歓迎レセプションでは、仙谷由人元内閣官房長官が日本側を代表し挨拶を行った。

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