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2019/05/20
スイス・ベルン州訪問団との意見交換:「高齢化社会への対処について」

2019年5月8日、Herbert Binggeliベルン応用科学大学学長を団長とするスイス・ベルン州訪問団一行が当研究所に来訪し、藤崎理事長をはじめとする当研究所研究員ならびに関係メンバー(ニッセイ基礎研究所・NTTデータ)との間で、高齢化社会への対処について、意見交換を実施しました。

冒頭、日本側より、スイスと日本の高齢化社会の類似性(人口構成・年金介護制度等)ならびに、日本におけるシニア向け医療体制の課題とICTによる解決への取り組み、およびシニアの生産性向上への課題とICTによるサポートの取り組みについて、プレゼンテーションを行いました。続いてスイス側からも、同様の課題に関するプレゼンテーションがありました。

続いての意見交換では、以下のようなテーマが話し合われました。

1)医療機関を跨るヘルスケアデータの断絶性について 

2)日本における多世代交流型集合住宅開発における効果 

3)70歳代以上の層における就業率向上へのキーファクター

4)認知症の人に対するICTアプローチの可能性

5)高齢者の暮らしを支える医療・介護(福祉)制度の連携

1)3)5)のようにスイス・日本双方の課題状況が類似しているものと、2)4)のように日本側における取組への期待関心が高いものとがあり、有意義な意見交換となりました。

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