2022/03/18
3月8日に、NPI「知りたいことを聞く」シリーズ「どうなるウクライナ情勢」を開催しました。
NPI「知りたいことを聞く」シリーズは、人々が関心を寄せる旬のテーマについて、第一線の研究者に「知りたいこと」を投げかけて見解を聞く討論会です。
ウクライナ情勢が緊迫しています。ウクライナの国内情勢はどうなっているのか、ロシアのプーチン大統領はどう動くのか、米国、欧州、北大西洋条約機構(NATO)の反応、今後の進展などに関心が高まっています。こうした問題意識をもとに、参加者の皆様のご質問に応えつつ解説を行いました。
◆モデレーター
藤崎一郎 当研究所理事長
◆パネリスト
角茂樹(すみしげき) 元在ウクライナ日本大使
畔蒜泰助(あびるたいすけ) 笹川平和財団主任研究員
視聴者からのご質問を以下の4つのグループに整理して、当日パネリストに投げかけました。
1.ウクライナにおける戦況をどう評価し、これからの展開をどう見るか。
2.プーチン露大統領はなぜ今こんな挙に出たのだろうか。彼の核兵器使用発言をどう見るか。ウクライナはゼレンスキー大統領の下にまとまって抗戦を続けるだろうか。
3.経済制裁は我慢ゲームである。西側は本当の鍵であるエネルギー輸入制限停止に踏み込んで行けるであろうか。また西側は制裁を結局自らなし崩しにしないだろうか。
4.最終的にウクライナはどうなると見るか。南部をロシアの傀儡国とされて北大西洋条約機構(NATO)加盟は凍結で済むか。より広く分割国家にされたり武装解除される可能性はあるか。