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外交・安全保障

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2022/09/26
北東アジア情勢研究会・コメンタリーNo. 6「大統領選挙後の韓国内政」(梅田皓士・拓殖大学海外事情研究所客員研究員)を掲載しました。

 韓国では、2022年3月に第20代大統領選挙(以下、今回の選挙と示す)が行われ、尹錫悦候補(前検察総長)が李在明候補(前京畿道知事)に勝利した。この結果、韓国では、5年ぶりとなる保守政権が誕生した。今回の大統領選挙は、これまでにない傾向が多く見られた選挙であった。詳細は後述するものの、事実上の一騎打ちとなった尹錫悦、李在明共に国政における政治経験がない候補者であった。また、両候補の得票差も僅差であった。この結果は、新政権の政権運営にも影響を及ぼすことが考えられる。

 さらに、一部では、新政権が保守政権であり、また、様々な点において文在寅政権との差別化を図っていることから、文在寅政権下において「史上最悪」とされた日韓関係の改善にも期待する声がある。

 以上のことから、本稿では、はじめに大統領選挙の結果を示し、次に新政権の特徴を人事、大統領のリーダーシップの視点から検討する。そして、新政権の人事、政策の特徴などから、新政権下の日韓関係について検討することを試みる。

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