2022/10/28
経済社会研究会・コメンタリー NO.12「ポストコロナの都市・地域政策のパラダイム」(瀬田史彦・東京大学大学院工学系研究科准教授)を掲載しました。
都市・地域政策は、一定の地理的範囲である「圏域」を対象に行われる公共の働きかけである。多くの場合、1つの市町村や都道府県などの行政区(界)を対象として行われるが、複数の市町村や都道府県、またそれらの行政区(界)とは異なる区域を対象とすることもある。
今、この圏域の概念が大きく変化し、またそもそも圏域という概念自体の意義に疑問を投げかけるような意見も出始めている。その要因には大きく分けると3つあると思われる。