2023/02/08
経済社会研究会・コメンタリー NO.14「新型コロナ感染症が不登校増加や新たなデジタルサービス創出に与えた影響」(崎坂香屋子・開智国際大学国際教養学部教授)を掲載しました。
コロナ禍で生じた社会経済、あるいは医療も含めた生活サービスにおける変化については多様な議論が進んでいる。我が国でもコロナ感染が拡大した2020年2月ごろから小中学校では不登校が増加し、一方で遠隔医療サービス他、既存のサービスに急激な変革と変化が現れた。しかし感染症拡大から3年間続くコロナ禍で新たに生じたインターネット、スマホなどのデバイスを通じたサービスの失速状況も広がっている。本稿ではコロナ禍による社会経済への影響の一つとして若年層での不登校の増加や新たに増加したSNS、スマートフォンなどの利用を通じたサービスの登場とその変容について事例を紹介し、3年の間に生じた日本社会の変化について若干の考察を加える。