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2023/09/25
ロシア研究会コメンタリーNo.1「アルメニアの「ロシア離れ」政策 南コーカサスにおける地政学的構造の変化の可能性」(ダヴィド・ゴギナシュヴィリ・ジョージア大使館分析官、慶應義塾大学SFC研究所上席所員)を掲載しました。

9月19日にアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフ分離政権に対して軍事作戦を開始し、およそ24時間で分離政権の完全な非武装化を条件とする停戦合意が発表され、アゼルバイジャンは「主権の回復」を宣言したことが世界中の注目を集めた。軍事作戦開始に至る過程、また、南コーカサスの政治情勢は日本のマスコミを含めて世界の主流メディアからの注目に欠けていたのだが、実は、アゼルバイジャンとアルメニアとの関係が緊迫化し、徐々に戦争状態に近づいていたと同時に、アルメニアの「ロシア離れ」の動きが加速していたのだ。今回の軍事作戦の結果、アルメニアのこういった動きがさらに加速化する見込みであり、それは南コーカサスにおける地政学的大転換につながる可能性が生じている。

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