2024/02/28
多国間関係研究会コメンタリーNo.1「多国間外交の多様性」(久島直人・主任研究員)を掲載しました。
多国間外交、すなわち国連や国際機関などを舞台として、二国間ではない、複数の国々(国連の場合は加盟193か国)の間で展開する外交は、様々な分野で見られる。我が国が多国間外交に臨むにあたっての重要な目的として、既存のルールの具体的運用、あるいは新しいルールの形成等を通じた国際秩序を形作る作業を、我が国にとりできるだけ望ましい形に主導すること、という視点が重要であろう。ここではいくつかの異なる分野において、具体的に何が「我が国にとって望ましい形」と言えるのかを考えてみたい。