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外交・安全保障

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2024/05/14
河西研究員によるコメンタリー「ロシアの対日歴史認識問題:情報戦の一手段として」を掲載しました。

 本稿の目的はロシアの対日歴史認識とはどのようなもので、「特別軍事作戦」の長期化とともにいかなる変容を遂げているのかについて、公開資料を基に検討することである。ロシアのウクライナに対する「特別軍事作戦」が開始されてから二年が経過したが、軍事衝突が長期化した現在、今後の戦況を左右するのは長期戦に耐えうるだけの国力と戦場に投入できる戦備・兵士という物量、そして指導者に対する国民の支持率であろう。(中略)以下では、①ロシアにおける歴史研究で日本の対ソ侵略性は従来どのように説明されてきたか、②従来のロシアの歴史研究において日本の対ソ侵略の最たるものと解釈されている「関東軍特種演習」の実相はいかなるものであったか、③日ソ間の歴史認識にかかわる問題が、今後ロシアによって日本に対する激しい認知領域における戦いに利用される可能性について検討する。

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