English

外交・安全保障

  • 中曽根平和研究所ホーム
  • 研究
  • 外交・安全保障
  • 中国・台湾研究会コメンタリーNo.5「南シナ海は台湾問題のために荒れたのか?2023 年から24年の中比関係の分析」(毛利亜紀・筑波大学人文社会系助教)を掲載しました。
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

2025/03/03
中国・台湾研究会コメンタリーNo.5「南シナ海は台湾問題のために荒れたのか?2023 年から24年の中比関係の分析」(毛利亜紀・筑波大学人文社会系助教)を掲載しました。

 中国が台湾周辺の軍事活動を活発化させている近年、習近平政権の台湾統一の意思や台湾への様々な圧力が衆目を集めているにも関わらず2、台湾の南に位置するフィリピンを舞台にした米中競争とそれへのフィリピンの反応は不釣り合いなほどに注目されていない。2023年4月、フィリピン政府は、米国との防衛協力強化協定(Enhanced Defense Cooperation: EDCA)に基づき、台湾に近いルソン島北部の2つを含む4つのフィリピン軍基地への米軍のアクセスを追加的に認めた。この決定が発表された2023年2月から本稿を執筆している2025年2月現在まで、フィリピンは南シナ海(西フィリピン海)で中国による強度を増した非軍事的強制に悩まされ続けている。台湾を巡る米中競争と南シナ海における中国によるフィリピンへの圧迫には相関関係があるように見える。

< 前のページに戻る

外交・安全保障の最新記事

記事一覧へ >

他の研究活動

公益財団法人 中曽根康弘世界平和研究所(NPI)
Copyright ©Nakasone Peace Institute, All Rights Reserved.