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外交・安全保障

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2025/06/12
日米同盟研究会コメンタリーNo.67「シャングリラ・ダイアログにおけるヘグセス演説の4つの論点」(古賀慶・南洋理工大学准教授)を掲載しました。

シャングリラ・ダイアログが開催された5月31日、アメリカの国防長官ピート・ヘグセスはインド太平洋安全保障に関する演説を行った。端的に言えば、演説の内容は以下の4点に要約できる。①アメリカは現在、軍事力強化のために約1兆ドルの防衛費拡大や軍需産業の再興などを通じ、軍事再構築を進めていること、②中国の脅威が拡大しており、台湾海峡における緊張を含め、「緊急性」(urgency)が増していると認識し、それを前提として抑止力を強化する方針であること、③アメリカの「インド太平洋地域」への関与を引き続き強化していくこと、④同盟国およびパートナー国に対して防衛の「負担分担」、とりわけ防衛費の増額を求めていくことである。その上で、本稿ではヘグセス演説に見られる四つの特徴について検討する。

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