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外交・安全保障

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2025/06/20
日米同盟研究会コメンタリーNo.69「アジア版集団防衛体制の構築と相互性の追求」(寺岡亜由美・コロンビア大学博士研究員)を掲載しました。

 今年5月6日に他界したジョセフ・ナイはソフトパワーの概念や経済相互依存に関する研究で知られる著名な国際政治学者である一方、1994年から1995年までクリントン政権の国防次官補(国際安全保障担当)として冷戦後の日米同盟の役割を再確認し、その存在意義を幅広く広めたことでも知られている。中国の台頭が避けられない傾向としてすでに予見できた当時、いずれ中国が台頭したときに同盟国である日米が分断されているより、足並みを揃えて中国に向き合う方が戦略的に賢明であり、それは国際政治学入門の基礎だとナイは説明した。30年後の2024年10月、ワシントンDCの戦略国際問題研究所(CSIS)で行われた公開イベントにナイが登壇した際、筆者はナイに、中国の脅威を念頭に、日米豪比韓NATOなどのアメリカの同盟国同士が協力を強化している現状について見解を求めたことがある。

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