2023/03/23
北東アジア情勢研究会コメンタリーNo.9「2022 年の中朝貿易」(堀田幸裕・霞山会主任研究員)を掲載しました。
2022年の中朝貿易はコロナ禍の3年間で最も大きな貿易額を記録した。中国から北朝鮮への輸出額は前年同期比で約3.5倍と大きく伸びている。中朝貿易の取引額について、ジャンル別に見ると別表の通りである。コロナ以降、中朝貿易における物資の輸送は海運にほぼ限定されていたものの、中国・丹東から北朝鮮・新義州を結ぶ貨物列車の運行が約2年ぶりに2022年1月17日から再開された。その後、丹東市ならびに北朝鮮での新型コロナの感染拡大を受け、4月下旬に列車運行は一時中断されたものの、9月26日に再開されている。