2022/07/11
6月24日に、NPI「知りたいことを聞く」シリーズ「バイデン大統領訪日の評価、インド太平洋とQUADの展望」を開催しました。
NPI「知りたいことを聞く」シリーズは、人々が関心を寄せる旬のテーマについて、第一線の研究者に「知りたいこと」を投げかけて見解を聞く討論会です。
ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、5月22日に米国のバイデン大統領が就任後初めて来日して岸田首相と会談をもちました。また、24日には東京で日米豪印(QUAD)首脳会合が行われました。バイデン大統領訪日のポイントはどこにあったのでしょうか。ブリンケン国務長官の中国政策演説から何を読み取れるのでしょうか。インドやオーストラリアはQUADにどのような意義を見出しているのでしょうか。そしてQUADは今後どのような役割を果たしていくと考えられるのでしょうか。こうした問題意識を背景に、インド、オーストラリア及び米国の専門家に直接聞きました。
◆モデレーター
藤崎一郎 当研究所理事長
◆パネリスト
伊豆山真理 防衛研究所理論研究部長
佐竹 知彦 防衛研究所主任研究官
森 聡 中曽根平和研究所上席研究員・慶應義塾大学法学部教授
外務省はじめ諸官庁や企業、マスメディア関係の方々の視聴参加を受け、活発な議論が交わされました。当日、視聴者からのご質問を以下の4つのグループに整理して、当日パネリストに投げかけました。
1. 今回のバイデン訪日をどのように見るか。
2. ロシアとの協力関係(BRICS)及び米国との協力関係(QUAD)をインドはどのように見ているのか。
3. 中国に経済依存度の高い豪州は、中長期的に対中強硬姿勢をとれるのか。AUKUSは地域の安全保障にどのような貢献ができるのか。
4.日米豪は南太平洋地域において、今以上に何か取り組むべきことがあるのか。