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2022/11/08
10月19日にNPI「知りたいことを聞く」シリーズ「第20回党大会と今後の中国・日中関係」を開催しました。

 NPI「知りたいことを聞く」シリーズは、人々が関心を寄せる旬のテーマについて、第一線の研究者に「知りたいこと」を投げかけて見解を聞く討論会です。

中国では10月16日から22日にかけて、第20回中国共産党大会が実施されました。習近平政権が三期目に入ることはほぼ決まっていると見られています。果たして習近平がどのような形で三期目を迎えるのか、最高指導部である政治局常務委員の構成はどうなるのか、次の10年を担当できる若手は配置されるか、後継者と目されるのは誰でどんな任務に就くのか、これらが今後の中国の内政と外交に、そして日中関係にどんな影響を及ぼすでしょうか。今回は二人の新進気鋭のパネリストを迎えて、次期政権の行方を議論しました。


〔パネリスト〕

峯村健司  青山学院大学客員教授/キヤノングローバル戦略研究所主任研究員

江藤名保子 学習院大学法学部政治学科教授/当研究所客員研究員

〔モデレーター〕

川島 真  東京大学大学院総合文化研究科教授/当研究所研究本部長


外務省はじめ諸官庁や企業、マスメディア関係の方々の視聴参加を受け、活発な議論が交わされました。視聴者からのご質問を整理して、当日、パネリストに問いかけた主要な質問は以下です。


1.第20回党大会が開幕したが、習近平国家主席の施政方針演説をどのように分析するか。

2.何故習近平はマルクス主義、社会主義といったイデオロギーを再構築する必要があるのか、またそうすることにどのような意味があるのか。

3.経済政策が習近平政権にとってのアキレス腱といわれているが、どのように考えるか。

4.習近平の演説を安全保障・軍事の面から見ると、どのように評価することができるか

5.内政課題として中央と地方の関係、コロナウィルスの感染拡大防止のための監視体制、世代による政権への意識の違い等をどうみるか。

6.台湾「解放」を実現することへのプレッシャーは習近平指導部や中国人民解放軍に対してどのような影響を与えるのだろうか。

7.今後の日中関係、米中関係はどのようなものになるのだろうか。

8.中国による海洋進出はどこまで続くのであろうか。また沖縄や台湾に対する軍事侵攻の可能性についてどのように考えているか。

9.習近平第3期目の党内人事をどのように予測するか(2022年10月19日時点)。

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