2024/04/24
日米同盟研究会コメンタリーNo.34「日米比首脳会合の含意」(古賀 慶・南洋理工大学)を掲載しました。
2024 年 4 月 10 日に行われた日米首脳会談は、日米同盟の更なる発展へ向け、軍事のみならず経済や社会的な側面からのさらなる包括的関係強化を目指す起点となるものとなった。特に国際面では、インド太平洋を中心とした「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序」の維持・強化を掲げ、「グローバル・パートナー」としての日米関係の構築とともに、日米韓、日米豪、クアッドといった 3-4 カ国から成る「ミニラテラル」な国家連携の枠組みを強化していくことを標榜するに至った1。そのような背景において、4 月 11 日に開かれた日米比首脳会合が注目を集めた。