海洋安全保障研究委員会
趣旨
海洋安全保障研究委員会は、齋藤隆元統幕長を中心に主に防衛省・自衛隊関係者によって構成され、2014年から研究活動を継続して実施しています。中曽根平和研究所では2020年に外務省から助成金を得て3ヶ年の研究プロジェクトが進行中であり、海洋安全保障研究委員会もそのプロジェクトの1つとして毎月1回を標準に研究会を実施しています。その研究成果として毎年度中間報告と研究成果報告を公表しており、本年度も10月21日に2021年度研究中間報告として『領域警備を巡る諸問題-中国海警の挑戦に対抗するには-』を公表しています。
21年度のメンバー構成と活動内容は以下でした。22年度についても追って掲載していきます。
メンバー構成(敬称略)
委員長 : 齋藤 隆 元統合幕僚長
委員長補佐 : 福本 出 元海上自衛隊幹部学校長
研究顧問 : 德地 秀士 元防衛審議官
客員研究員 : 平田 英俊 元航空自衛隊航空教育集団司令官
客員研究員 : 松村 五郎 元陸上自衛隊東北方総監
客員研究員 : 中村 進 慶応義塾大学 SFC研究所上席所員
客員研究員 : 佐藤 考一 桜美林大学教授
客員研究員 : 村上 政俊 皇學館大学准教授
研究会事務方: 帖佐 聡一郎 中曽根平和研主任研究員
研究会事務方: 上原 孝史 中曽根平和研主任研究員
研究会の活動
第1回 2021年4月27日
テーマ:グレーゾーン事態における警察・海保と自衛隊との連携や日米共同による対処
第2回 2021年5月25日
テーマ:領域警備に関する法的問題、ハイブリッド脅威に対する各種施策
第3回 2021年7月20日
テーマ:領域警備に関する法的問題、台湾におけるハイブリッド戦と日本の対応
第4回 2021年8月25日
テーマ:領域警備に関する問題
第5回 2021年9月22日
テーマ:領域警備に関する問題、AUKUSの動向、台湾危機と日台関係
第6回 2021年10月19日
テーマ:本年度の研究成果報告と来年度の研究方針についての検討
第7回 2021年11月26日(意見交換会)
テーマ:領域警備問題等
ゲストスピーカー: 森川 幸一 専修大教授
第8回 2021年11月30日(意見交換会)
テーマ:海保・米コーストガードとの連携、台湾問題、Quad・AUKUSなど
ゲストスピーカー:米シンクタンクNBR ジョナサン・グリナート元提督ほか
第9回 2021年12月2日(意見交換会)
テーマ:領域警備問題等
ゲストスピーカー:北村 滋 前国家安全保障局長
第10回 2022年1月19日(意見交換会)
テーマ:領域警備問題等
ゲストスピーカー: 兼原 信克 元国家安全保障局次長
21年度の報告書/提言
https://npi.or.jp/research/2022/03/31132508.html※本研究会は、2020年度に採択された外務省の外交安全保障調査研究補助金によって運営されています。