海洋安全保障研究委員会
外交・安全保障調査研究事業(調査研究事業)2023-2025
台湾有事抑止のための対応要領及び多国間共同抑止態勢の構築
趣旨
海洋安全保障研究委員会は、齋藤隆元統幕長を中心に主に防衛省・自衛隊関係者によって構成され、2014年から研究活動を継続して実施しています。海洋安全保障研究委員会は2023年に外務省から助成金を得て3ヶ年の研究プロジェクト(台湾有事抑止のための対応要領及び多国間共同抑止態勢の構築)に取り組んでおり、毎月1回を標準に研究会を実施しています。23年度のメンバー構成と活動内容は以下の通りです。
メンバー構成(敬称略)
委 員 長:齋藤 隆 元統合幕僚長
研究委員:福本 出 元海上自衛隊幹部学校長
德地 秀士 中曽根平和研究所研究顧問、平和安全保障研究所理事長
平田 英俊 元航空自衛隊航空教育集団司令官
松村 五郎 元陸上自衛隊東北方面総監
中村 進 慶應義塾大学 SFC研究所上席所員
佐藤 考一 桜美林大学教授
村上 政俊 皇學館大学准教授
山本 勝也 笹川平和財団主任研究員
吉田 ゆかり 防衛研究所主任研究官
川嶋 隆志 中曽根平和研究所主任研究員
安江 真理子 中曽根平和研究所主任研究員
※中曽根平和研究所の下記研究者も協力研究委員として参加しています。
小峰 隆夫 中曽根平和研究所常任研究顧問
大正大学教授
長島 純 中曽根平和研究所研究顧問
廣瀬 陽子 中曽根平和研究所上席研究員
慶應義塾大学総合政策学部教授
細谷 雄一 中曽根平和研究所上席研究員
慶應義塾大学法学部教授
平田 健治 中曽根平和研究所主任研究員
研究会の活動
■2023年度
第1回 2023年5月26日
テーマ:①研究計画について
②ハイブリッド脅威分析コンセプト・モデルについて
第2回 2023年6月27日
テーマ:ハイブリッド脅威分析コンセプト・モデルへの事例適用
第3回 2023年8月1日
テーマ:今後の研究要領について
第4回 2023年9月15日
テーマ:ハイブリッド脅威の分析要領
第5回 2023年10月27日
テーマ:ハイブリッド脅威の工作手段についての検討
第6回 2023年11月17日
テーマ:①2023年度研究報告についての検討
②欧州ハイブリッド脅威対策センターとの意見交換(第1回)準備
第7回 2024年1月23日
テーマ:①2023年度研究報告についての検討
②欧州ハイブリッド脅威対策センターとの意見交換(第2回)準備
③欧州ハイブリッド脅威対策センター等への出張について
第8回 2024年2月29日
テーマ:①欧州ハイブリッド脅威対策センター等への出張報告
②2023年度研究報告についての検討
③2024年度の研究計画について
■2024年度
第1回 2024年5月10日
テーマ:2024年度の研究方針について
第2回 2024年6月25日
テーマ:中国による台湾へのハイブリッド戦の分析
第3回 2024年7月30日
テーマ:中国による台湾へのハイブリッド戦の分析
第4回 2024年8月20日
テーマ:台湾国防安全研究院との意見交換
第5回 2024年8月29日
テーマ:中国による日本へのハイブリッド戦の分析
第6回 2024年9月24日
テーマ:24年度研究(案)の検討
第7回 2024年10月25日
テーマ:25年度研究についての検討
第8回 2024年11月18日
テーマ:中国・台湾研究会との意見交換
第9回 2024年12月4日
テーマ:ジョセフ大佐(Hybrid CoE)との意見交換
第10回 2024年12月17日
テーマ:24年度研究報告(案)の検討及び25年度研究の構想の検討
欧州ハイブリッド脅威対策センター(Hybrid CoE)との意見交換
第1回 2023年12月13日(オンライン)
テーマ:ハイブリッド脅威分析のコンセプト・モデルを用いた分析について
第2回 2024年1月25日(オンライン)
テーマ:ハイブリッド脅威の分析方法等について
第3回 2024年2月14日(Hybrid CoE)
テーマ:①ハイブリッド脅威の分析方法等について
②研究の進捗状況の確認
③今後の研究協力について
ウェビナー
NPIウェビナー「インド太平洋地域の偽情報のリスク-選挙と安全保障への影響-」
主催:情報空間のリスク研究会
日時:2024年3月6日(水) 1600-1715
登壇者
[パネリスト]
情報空間のリスク研究会
長迫智子 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)サイバー情勢研究室研究員
川口貴久 東京海上ディーアール株式会社主席研究員
海洋安全保障研究委員会
村上政俊 皇學館大学准教授
[モデレーター]
大澤 淳 中曽根平和研究所主任研究員/「情報空間のリスク研究会」リーダー
リサーチノート・コメンタリー
「台湾有事抑止における日本の対応に関わる考察」(川嶋隆志・中曽根平和研究所主任研究員)
「ハイブリッド戦争の本質的メカニズム -軍事・非軍事の諸手段を最終目的に結びつける「認知レベルでの戦い」-」(松村五郎・元陸上自衛隊東北方面総監)
「ハイブリッド脅威分析のコンセプト・モデルの台湾有事抑止への適用可能性とその課題」(川嶋隆志・中曽根平和研究所主任研究員)
2023年度研究報告
「台湾有事抑止のための対応要領及び多国間抑止態勢の構築"その1:欧州ハイブリッドCoEコンセプト・モデルの分析及び本研究モデル構築のための前提とハイブリッド脅威の事例抽出"」
※本研究会は、2023年度に採択された外務省の外交・安全保障調査研究事業費補助金によって運営されています。