2022/09/21
NPIメールマガジン 9月29日開催、NPIウェビナー「中ロ関係をどう見るか―中ロ一体論と離間論―」のご案内
中曽根平和研究所(NPI)米中関係研究会は、9月29日(木)14時30分より16時00分まで、「中ロ関係をどう見るか―中ロ一体論と離間論―」と題した公開ウェビナーを開催いたします。
ロシアのウクライナ侵攻に伴う戦闘の長期化に伴い、世界秩序の不透明感はますます高まっています。中国は一貫してロシアを最重要のパートナーとしていますが、一定の距離を保ってきました。今月15日、中国とロシアが主導する多国間協力組織である上海協力機構(SCO)の首脳会議が行われ、ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席が対面で会談し、西側諸国のそれとは異なる、より「合理的で公平な」国際関係を目標としていくとしています。今後、両国の関係はより緊密になるのか、世界情勢をにらみながら互恵的関係を模索するのか。このことは西側諸国とっても重要だと思われます。そこで、この中ロ関係に関して、中国とロシアの観点、米欧、インドの認識について、第一線で活躍する研究者の方々からご報告いただきます。奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
1.テーマ
「中ロ関係をどう見るか。―中ロ一体論と離間論―」
2. 日時
2022年9月29日(木)14:30~16:00
3. 登壇者(敬称略)
〔モデレーター〕
川島 真 東京大学大学院総合文化研究科教授/当研究所研究本部長
〔パネリスト〕
山口信治 防衛研究所 地域研究部中国研究室 主任研究官
廣瀬陽子 慶應義塾大学総合政策学部教授/当研究所上席研究員
溜 和敏 中京大学総合政策学部 准教授
細谷雄一 慶應義塾大学法学部教授/当研究所上席研究員
森 聡 慶應義塾大学法学部教授/当研究所上席研究員
4. 開催方式
Zoomウェビナー (参加無料)
5 .参加お申込み方法
下記のリンクからお申込み下さい。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_m6H4yDjcTXi5GYxj9HNlFg
9月28日(水)18時までに直接お申込み下さい。
■パネリスト紹介
山口信治 防衛研究所 地域研究部中国研究室 主任研究官
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。防衛研究所研究員を経て2015年より現職。専門は中国政治・安全保障、中国現代史、中国の党軍関係。単著に『毛沢東の強国化戦略』(慶應義塾大学出版会、2021年)、共著に『ようこそ中華世界へ』(昭和堂、2022年)、『防衛外交とは何か―平時における軍事力の役割』(勁草書房、2021年)、The PLA beyond Borders: Chinese Military Operations in Regional and Global Context, (National Defense University Press, 2021)、『よくわかる現代中国政治』(ミネルヴァ書房、2020年)、『現代中国の政治制度-時間の政治と共産党支配』(慶應義塾大学出版会、2018年)、『中国対外行動の源泉』(慶應義塾大学出版会、2017年)など。
廣瀬陽子 慶應義塾大学総合政策学部教授/当研究所上席研究員
専門は国際政治、旧ソ連地域研究。博士(政策メディア)。2018-20年度に国家安全保障局の顧問に就任するなど、政府関係の委員を多数歴任。2022年6月より当研究所上席研究員。近著に『ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略』(講談社現代新書、2021年)。
溜 和敏 中京大学総合政策学部 准教授
専門は国際関係論、インドの国際関係。ジャワーハルラール・ネルー大学大学院M.Phil.課程修了、中央大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。高知県立大学文化学部講師、同准教授を経て2020年4月から現職。共著書に田所昌幸編『素顔の現代インド』慶應義塾大学出版会、2021年)、堀本武功ほか編『これからのインド:変貌する現代世界とモディ政権』(東京大学出版会、2021年)など。
細谷雄一 慶應義塾大学法学部教授/当研究所上席研究員
専門は国際政治学、ヨーロッパ国際政治史。博士(法学)。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。北海道大学法学部専任講師、プリンストン大学客員研究員、パリ政治学院客員教授、ケンブリッジ大学客員研究員を経て現職。近著に『迷走するイギリス ――EU離脱と欧州の危機』(慶應義塾大学出版会、2016年)、『世界史としての「大東亜戦争」』(PHP新書、2022年)など。
森 聡 慶應義塾大学法学部教授/当研究所上席研究員
専門は現代国際政治、アメリカ外交・安全保障、冷戦史。博士(法学)。外務省職員、法政大学法学部教授、ジョージワシントン大学シグール・アジア研究所客員研究員、プリンストン大学公共国際政策大学院客員研究員を経て現職。近著に池内恵、宇山智彦、川島真、小泉悠、鈴木一人、鶴岡路人、森聡著『ウクライナ戦争と世界の行方』(東京大学出版会、2022年)、久保文明ほか編『アメリカ政治の地殻変動:分極化の行方』(東京大学出版会、2021年)、川島真・森聡編著『アフターコロナ時代の米中関係と世界秩序』(東京大学出版会、2020年)。
川島 真 東京大学大学院総合文化研究科教授
専門はアジア政治外交史。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。北海道大学法学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科准教授を経て現職。著書に『中国近代外交の形成』(名古屋大学出版会、2004年。サントリー学芸賞受賞)、『中国のフロンティア――揺れ動く境界から考える』(岩波新書、2017年)、『20世紀の東アジア史』『日中戦争研究の現在――歴史と歴史認識問題』『サンフランシスコ講和と東アジア』(いずれも東京大学出版会、共編著)等多数。
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