2024/02/14
ロシア研究会コメンタリーNo.2「ロシア・ウクライナ戦争とロシアの少数民族ーーブリャート人の戦死率を中心に」(真野森作・毎日新聞外信部副部長)を掲載しました。
ロシア・ウクライナ戦争において、ロシアの一部少数民族および一部地域の戦死率が過度に高いという状況が起きている。具体的にはシベリアの先住民族ブリャート人やトゥバ人、そして彼らが主に居住するブリャート共和国、トゥバ共和国などがそれに該当する。民間による戦死者データ収集を基に分析した記事や論文を紹介し、その実態を探る。複数の条件や思惑が重なった結果、プーチン政権が「ウクライナのロシア系住民、ロシア語話者を救う」と主張して始めた戦争の裏で、ロシアの非ロシア系少数民族が過度に犠牲となっている点は否めない。