2025/02/12
多国間関係研究会コメンタリーNo.5「海上自衛隊の護衛艦による台湾海峡の航行」(鶴田 順・明治学院大学)を掲載しました。
2024年9月26日、読売新聞は、海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が同年9月25日に中国大陸と台湾の間にある台湾海峡を北から南に向けて航行したと報道した。同艦は南シナ海で行われる米国、オーストラリアやニュージーランドなどとの多国間合同訓練に向かうために台湾海峡を航行した。台湾海峡を海上自衛隊の護衛艦が航行するのは初めてであった。読売新聞の記事によると、「さざなみ」の台湾海峡の航行は、日本政府内での検討をふまえて、岸田文雄総理大臣(当時)による指示に基づくものであったという。