中国とバルト三国の関係は、EUおよび中東欧諸国に対する中国の関与という広い文脈の中で、近年大きく変化しています。本講演では、中露関係や中国の対欧州外交に関する国際的な専門家が、バルト三国との関係の戦略的、政治的、経済的、そしてイデオロギー的側面を多角的に分析します。また、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、バルト三国における安全保障上の懸念が中国への認識にどのような影響を与えているのか、さらにバルト諸国から見た中露関係についても論じます。

　なお、このウェビナーは英語（通訳なし）で行われます。

1．日時：2025年6月16日（月）13:00〜14:30（日本時間）

2．登壇者

〔パネリスト〕

　ウナ・アレクサンドラ・ベールジニャ＝チェレンコヴァ
　 　　リガ・ストラディンシュ大学中国研究センター長、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター特任准教授

〔モデレーター〕

　廣瀬 陽子　当研究所上席研究員、慶應義塾大学総合政策学部教授

3. 開催方式

Zoom ウェビナー（参加無料）

4. 使用言語

英語（通訳なし）

5．参加方法

以下のリンクからご登録ください。

https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_OEhaN5cEQgSUp0STm-O6Ww

■パネリスト略歴

Dr Una Aleksandra Bērziņa-Čerenkova is Head of the China Studies Centre at Riga Stradins University, Head of the Asia Programme at the Latvian Institute of International Affairs, a member of European Think-tank Network on China (ETNC). She has held research fellowships at Fudan, Stanford, and Oxford Universities, is affiliated with King's College London and MERICS, and is currently a visiting professor at the Slavic-Eurasian Research Center, Hokkaido University. She is the author of Perfect Imbalance: China and Russia (World Scientific, 2022) and the editor of Discourse, Rhetoric and Shifting Political Behaviour in China (Routledge, 2023).