中曽根康弘賞とは
中曽根康弘賞の創設主旨
当研究所は 1988 年設立以来、多方面にわたる調査研究、内外の有識者を招聘した国際会議の開催、各国の著名研究機関との交流等幅広い活動を展開してきましたが、その一環として中曽根康弘賞表彰事業を行なっています。
21世紀を迎えた今日、国際政治・経済情勢は大きな変貌を遂げており、また、環境・エネルギー問題等世界的に解決すべき課題も山積しています。
このような状況下でさまざまな問題に果敢に取り組み、明るい展望を開いていくのは、創造的な知性と積極的な行動であり、とりわけ若い世代に大きく期待するところによるものがあります。このような趣旨から政治、経済、文化、科学技術等多様な分野において国際的に見るべき業績をあげている若い世代に対して表彰を行い、その努力をたたえるとともに、新たな活動を奨励することにより、真に平和で豊かな国際社会の実現に資することを目的としています。
賞の概要
新しい国際秩序の創造、地域経済協力体制の構築、飢餓・貧困の克服、パンデミックや激甚災害への対応及び環境・エネルギー問題など、地球規模の課題に積極果敢に取り組み、かつ、国際的に業績をあげている若い世代を対象として、2004年に創設された表彰です。その努力を讃えつつ、さらに新たな活動を奨励することで、真に平和で豊かな国際社会の実現に資することを目的としています。
(1)授賞対象事項
以下の各分野におけるすぐれた研究活動または実践活動
- 国際社会における平和と安全の確保
- 国際経済の発展及び経済協力等の推進
- 文化・芸術交流、文化協力等の国際的文化活動
- 国際科学共同研究、科学技術協力等科学技術分野における国際的活動
- 環境、エネルギー、医療、貧困等地球規模の諸問題に対する取組み
(2)受賞者の資格
日本及びアジア・太平洋の国または地域に属する者で、原則として45歳以下の方
(3)選考方法
選考は当研究所が予め依頼する各界有識者の推薦及び自己推薦(公募)に基づき、選考委員会において選考します。
運営委員会及び選考委員会
(1)役割
- 運営委員会
有識者及び本研究所関係者により組織され、本賞の運営に関する方針を決定するとともに、 選考委員会の選考結果を承認します。 - 選考委員会
有識者及び本研究所関係者により組織され、受賞者を選考します。
(2)名簿(50音順、敬称略)
運営委員
今井 敬 | 日本製鉄株式会社名誉会長 |
川島 真 | 中曽根平和研究所研究本部長 |
北岡 伸一 | 中曽根平和研究所総括研究顧問 |
久保 文明 | 中曽根平和研究所常任研究顧問 |
古城 佳子 | 青山学院大学教授 |
ジェイソン・ハイランド | 元駐日アメリカ合衆国代理大使 |
藤崎 一郎 | 中曽根平和研究所顧問 |
細谷 雄一 | 中曽根平和研究所上席研究員 |
選考委員
伊藤 実佐子 | ポートランド日本庭園日本事務所長 |
大庭 三枝 | 神奈川大学教授 |
川島 真 | 中曽根平和研究所研究本部長 |
田近 栄治 | 一橋大学名誉教授 |
千野 境子 | 産経新聞客員論説委員 |
松田 康博 | 東京大学教授 |